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カテゴリ:書評:小説以外のエントリー一覧

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  • 「金子みすゞ再発見」堀切実・木原豊美

     著者の一人である堀切先生から贈呈されて、拝読した。堀切先生は早稲田大学の名誉教授である。小生は迂闊にもご尊名を存じ上げなかったが、先生のご論考「金子みすゞの色彩表現」の中で拙著「詩論 金子みすゞーその視点の謎」を引用していただき、みすゞの詩「八百屋のお鳩」「海の色」「暗夜」「私と小鳥と鈴と」について、小生の論考について言及していただいた。特に「暗夜」については、小生の論考を「注目すべき解釈」と評...

  • 「衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?」✩✩堀治喜

     全国的には知らないが、広島ではかなり売れていて、版元を変えて重版が出された。なぜ売れているかというと、これまでのカープ球団批判の本は広島では売れないという「常識」を覆し、球団のオーナーやフロントに対して批判的に、かなり辛辣な意見を掲載した点にあるようだ。だからタイトルの「衣笠が監督になれない」は、球団批判のためのロジックのカモフラージュに過ぎず、衣笠の監督としての資質を云々した本ではない。 この...

  • 「広島学」岩中祥史 ☆☆

     一言でいえば広島をありとあらゆる面から論じ、解説した本である。いま広島では売れに売れ、このところずっとベストセラー1位である。私は広島に生まれ育ったわけではないが、広島に住んで20年以上になるので、興味を持って読んだが、得たものは大きくなかった。交通・地理・歴史・原爆・移民・企業・偉人・文化・教育・カープなどさまざまな角度から広島が論じられているが、筆者が独自の論を展開するのではなく、巻末に掲載...

  • 「幕末維新の暗号」加治将一 ☆☆

     いわゆるフルベッキ写真と呼ばれる幕末維新の英傑の集合写真から論をはじめ、明治天皇の南朝すりかえ説まで論じた本である。小説モドキの筋立てで論は進む。面白くなくはなかったが、比較写真を似ていると断定するにはあまりに違いすぎるように思えて、大隈重信と伊藤博文くらいしか同感できなかった。 あまり書くとネタバレになるので詳しく書かないが、謎を提起したまま、筆が謎の解明に向かわず、次の新しい謎を提起するとい...

  • 「僕はパパを殺すことに決めた」草薙厚子 ☆

     2006年6月に起きた奈良県田原本町で起きた、東大寺学園高校1年の少年による放火殺人事件を取り扱ったノンフイクションである。この事件で少年の継母と血のつながらない弟妹の三人が犠牲になった。また取材源である精神科医の崎濱医師が供述調書を著者へ漏らしたとして、秘密漏示罪で逮捕・起訴され、懲役4か月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。本書は崎濱氏が逮捕される原因となっただけに、前々から読みたいと思ってい...

  • 「遺言」桶川ストーカー殺人事件の深層☆☆☆☆☆清水潔

     1999年に10月に起きた桶川ストーカー殺人事件について、写真週刊誌「FOCUS」のカメラマン記者である清水氏が取材の過程を記録した著作である。この事件を私は鳥越俊太郎氏のテレビ番組「ザ・スクープ」で取り上げたのを観た記憶があるが、この著作を読んで鳥越氏の取材以前に清水氏が警察より早く真犯人にたどりついていたと知り、驚いた。清水氏は被害者の友人から「被害者は小松と警察に殺された」との証言を得、取...

  • 橋の上の「殺意」鎌田慧 ☆☆☆

     2006年4月から5月にかけて起きた、畠山鈴香被告による秋田連続児童殺害事件についてのルポタージュである。タイトルの「殺意」が括弧でくくられているのは、最初の殺人である実の娘の彩香ちゃんの殺害について、著者が被告の「殺意」に疑問も感じているためである。また彩香ちゃんの殺害現場については「大沢橋」とされ、この本の装丁にもその写真が使われているが、著者はこの点についても疑問を呈している。 それに著者...

  • 「カープは復活できるか」村田厚生 ☆☆☆

     この著作を一言で表すならば、松田オーナー一族に厳しく、ブラウン監督に甘い。それは以下の小見出しに如実に表れている。「広島カープの消極的経営の理由」「松田一族による経営の限界」「松田一族による経営の不透明性」/「3Aでもまれたブラウン監督」「ブラウン監督の手腕と功績」「ブラウン監督に選手・コーチの人事権を一任すべき」などがそれである。これらの箇所を読むと、松田オーナーの経営能力に関しては首肯する箇...

  • 「前田の美学」迫勝則 ☆☆

     カープの前田智徳について書かれた本である。前田が2000本安打を放った2007年の10月に出版された。迫氏の著作を読むのは、「広島にカープはいらないのか」についで、二冊目である。 誤解を恐れずに書くが、私は前田を一流の選手だとは思うが、イチローや落合博満のような超一流選手だとは思っていない。それは意外にも前田が首位打者を獲ったことがないからや、優勝を一度しか経験していない(1991年、前田入団二...

  • 藤田広島県知事は、4期16年を「カネ」で買ったのではないか? ☆☆☆

     まるで週刊誌の中吊りに見られるようなタイトルだが、広島の南々社編集部発行の書籍である。藤田雄山広島県知事の不正献金問題について書かれている。 この問題は広島県民以外は詳しくなく、またいささか古い話なので、かいつまんで概要を説明する。 藤田知事の後援会事務局長が政治資金規正法違反で起訴され、執行猶予付きながら有罪判決を受けた。その事務局長の証言として、知事選前に県議10人へ「対策費」を渡した、自民...

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