・スポンサーサイト ・吉野弘の詩は疑問から始まる ・金子みすゞは詩人になりたくなかった。 ・金子みすゞの詩の公開について ・金子みすゞの商標権について ・告知:「週刊文春」に金子みすゞ関係者の批判記事が掲載される。 ・金子みすゞは誰に対して詩を書いたのか? ・拙著の引用 ・金子みすゞの肖像権について ・金子みすゞの著作権について ・金子みすゞの見た海 ▼もっと見る

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カテゴリ:詩論のエントリー一覧

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  • 吉野弘の詩は疑問から始まる

     吉野弘が亡くなった。吉野弘という詩人の名を聞いて新聞記者が思い出すのは「お互いが少し愚かなほうがいい」というフレーズが有名な「祝婚歌」らしく、この詩が結婚式のスピーチで紹介されることが多いと天声人語は伝えていた。たしかにに「祝婚歌」や「酸っぱい苦労がふえた」という一節が印象的な「奈々子へ」も悪くはないが、彼の魅力はそれだけにはとどまらないと考える。電車で席を老人に譲れなかった少女の詩「夕焼け」や...

  • 金子みすゞは詩人になりたくなかった。

     みすゞの自殺時に弟と元夫が東京にいたことを、矢崎氏は著作「童謡詩人 金子みすゞの生涯」(JULA出版局)の332ページ「その後」の中で明記している。にも関わらず、自分が監修(口出しと同義)した「金子みすゞ物語」では、「手帳を送られた弟が不吉なものを感じて急ぎ帰郷すると、みすゞは自殺していた」というようなドラマを作らせる、彼のこの態度は非常に不可解である。物書きとして自分が調べて自著に書いたことと...

  • 金子みすゞの詩の公開について

     金子みすゞ詩集✩というサイトがあると、最近知った。ここでは359篇のみすゞの詩を読むことができる。ただこれにはジュラ出版局のロゴがあり、また金子みすゞ著作保存協会・転載を禁ずとまであるので、まるでジュラが開設したかのような印象を受けるが、これは個人が開設したものであろう。そう考える根拠はしみじみと朗読に聴き入りたいに書き込んだので、そちらを読んでいただきたい。 金子みすゞの詩集✩の管...

  • 金子みすゞの商標権について

     iPadが中国の企業より登録商標を申請され、広州の裁判所がその申請を認めたため、物議を醸しているが、「こんなことは日本では考えられない。やはりあの国には知的財産権に対する認識が大きく欠如している。中国は三等国だ」と、安易にあの国を批判してはいけない。日本でも同じようなことをする輩(やから)がいるからである。 しみじみと朗読に聴き入りたいというサイトを最近よく見ているが、ここに金子みすゞの著作権・...

  • 告知:「週刊文春」に金子みすゞ関係者の批判記事が掲載される。

     2011年12月1日号の「週刊文春」に矢崎節夫氏と大村祐子氏への批判記事が掲載されているが、私も記者の取材を受けたので、ぜひご一読ください。見出しは以下のとおり。 おかねって聞くとおかねって答える!? 金子みすゞ大ブーム 没後81年目の「奪い合い」  資料を貸さない、使わせない “未発見写真”の正体 みすゞは「天女」自分は「伝道師」...

  • 金子みすゞは誰に対して詩を書いたのか?

     東日本大震災による企業CM自粛の影響で、AC(公共広告機構)の作製したみすゞの「こだましょうか」という詩がTVでうんざりするほど流されたが、最近ようやく少なくなってきたので、ほっとしている。このCMの影響かと思われるが、わがブログは「金子みすゞ」でグーグルやヤフーを検索すると、「金子みすゞの著作権」という記事が上位にヒットするので、かなりの閲覧があったようだ。そのため広島の閲覧者が多いときは40...

  • 拙著の引用

     金子みすゞに関する拙著の一文を論文に引用したと連絡があり、宮崎大学の国文学の准教授から論文が送られて来た。かつて群馬大学の学生から卒論で拙著の一部を引用したと連絡があり、卒論が送られて来たことがあるが、それに続いて引用の連絡は二度目である。しかしかつて勉誠出版が出した金子みすゞに関する書籍を読んでいたら、拙著の引用が三箇所もあって、驚いたことがある。引用は別に著者に断るなり、あるいはその引用した...

  • 金子みすゞの肖像権について

     金子みすゞの著作権を管理する金子みすゞ著作保存会に「法的根拠」はないと昨日書いたが、Wikipediaによればみすゞの詩は「二次的著作物」だとして、著作権を主張しているらしい。二次的著作物とは「翻訳・編曲・変形・翻案」さたものとあるが、みすゞの詩はこのどれにも当てはまらず、みすゞが書いた手帳を原文(旧字体・旧漢字)のまま発表したものである。たしかに全集に含まれた詩の多くはみすゞの生前中には未発表...

  • 金子みすゞの著作権について

    詩論 - コメント(10) - トラックバック(0) - 2009/05/02

     金子みすゞの詩を引用する場合は、金子みすゞ著作保存会の許可が必要であると、この団体は主張している。そこでこの団体の実態と、みすゞの詩の著作権に関する私見を書く。 まず金子みすゞが世に知られるようになった流れから書く。詳しくはこのブログの記事「金子みすゞの見た海」の冒頭でも書いたが、簡略すると、児童文学者の矢崎節夫氏は「大漁」に心惹かれ、みすゞ探しの旅をはじめ、みすゞの弟である上山正佑(故人)がみ...

  • 金子みすゞの見た海

     「幻の童謡詩人」という形容がすっかり定着した感のある女性詩人金子みすゞは、明治三十六年(一九〇三)山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれ、昭和五年(一九三〇)下関にて死去した。わずか二十六年の生涯であった。 みすゞの生まれ育った仙崎は日本海、二十歳以降に移り住んだ下関は関門海峡と、いずれの地も海に面している。このことに起因すると思われるが、みすゞが詠んだ五百十五篇の詩は、海を題材としたものが非常に...

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