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2014年05月のエントリー一覧

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  • 短編小説「手合(てごう)」原稿用紙換算24枚

    「こちらは江田島警察署ですが」その電話は師走も半ばを過ぎ、そろそろおせち料理の買い出しに行こうかと考えていた日曜日の昼下がりにかかってきた。江田島には六十九歳になる父が一人で住んでいる。父に何かあったんだ。私は思わず受話器を握りしめた。 電話の奥のくぐもった声は私の名前を確認したあと、さらにたずねた。「里村雄三さんの娘さんですね」「はい、そうですけど、父に何か……」 父の名を告げられたことで、私の胸...

  • 「苦役列車」西村賢太☆☆☆☆

    「そろそろ風俗に行こうかと思っていたら、芥川賞受賞の電話が来た」という何とも人を食った受賞の弁で世間を沸かせた(?)西村氏の受賞作である。西村氏のウリは中卒、そして父親が性犯罪の加害者として服役したことらしい。さてこの作品だが、帯に「平成の私小説家、ついに誕生」とあるが、主人公の名か「北町貫多」である。著者のペンネームをもじったことは一目瞭然であり、中卒で現場作業員をしているところなんぞが「私小説...

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