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立松和平氏逝去

 立松和平氏が享年63で病死した。氏の作品「遠雷」は大学時代に読み、中上健次の「枯木灘」とともに強い衝撃を受けた。このサイトの「☆5つ評価」の記事でも取り上げたが、私にとっては一、二位を争う印象深い作品である。しかし「遠雷」以外にもその続編である「春雷」や、大学山岳部を扱った「日高」も読んだが、読了できなかった。「遠雷」の強烈な印象に比べ、はるかに劣っているように感じた。「遠雷」は根岸吉太郎監督の映画も観たが、これも素晴らしかった記憶がある。
 立松氏はニュースステーションに出演し、カヌー下りなどをしながら、栃木弁らしい朴訥な口調で自然保護を訴えていた。そんな暇があるなら、「遠雷」以上の小説を書いてくれと私はいつも思っていたが、どう生きるかは本人の自由なので、それをいまさらとやかく言うつもりはない。
 ところで、つい先日、氏の全集30巻が勉誠出版から刊行されるという新聞記事を読んだばかりである。1冊4725円と知り、そんな高くて誰が買うのかと思ったが、出版社も売れないことを想定して高く料金設定したのであろう。しかし作家として、個人全集が刊行されるのは、至上の喜びであろう。病に苦しんでいた立松氏の全集が刊行されるのは、故人にとって何よりのはなむけだと思う。
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