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広島県公立高校選抜(Ⅰ)直前対策

 広島県公立高校選抜(Ⅰ)が2日後の2月2日に実施される。今年の受験者は7353名、去年より895人も少なく、そのため競争率も1.53倍と下がった。この理由は、選抜(Ⅰ)の受験を生徒が希望すると、中学校は推薦理由書を作製し、また小論文の過去問の添削指導を行わなければならないので、オーバーワークの教師が労を惜しみ、かなり合格の可能性がある生徒に対してだけ、選抜(Ⅰ)の受験を許可し、それ以外の生徒は「選抜(Ⅰ)で合格するのは難しいから、落ちてショックを受けるより、選抜(Ⅱ)に照準をしぼってがんばれ」と誘導したためかと思われる。だから競争率が下がったからといって、難易度が下がったと安易に考えてはいけないだろう。
 私は小論文の模範解答集を出版した影響で、今年は直接指導・郵送による添削・二時間授業と形態はさまざまだが、12名の中三生を指導した。指導回数は1~6回、生徒の志望校は基町・舟入・海田・尾道北・誠之館・市立福山である。このうち3名に対しては模擬面接も行った。
 しかしいずれも1月に入ってからの指導である。選抜(Ⅰ)は内申点・小論文・面接の三点で合否が決まるが、二年半かけて積み上げた内申点と、わずか1時間程度の小論文と10分程度の面接で合否が決まるなら、面接はともかく、小論文は2、3ヶ月かけて取り組まないと、特に国語や社会に弱く、文章力に劣る生徒が難関校に合格するのはとても無理かと思うが、そんな生徒と出会うことはなかった。
 しかしそうは言っても、まだやれることがある。それはヤマを張ることである。
 基町は「ヒューマノイド・ロボット」「キャラ・コミニュケーション」「科学と進歩」というテーマで出題された。昨年の出典は池田晶子(故人)の「14歳からの哲学」という有名なロングセラーである。安古市の昨年の出典は茂木健一郎(脳科学者・テレビによく出演する)の「脳と創造性」である。どちらも難関私立中学入試と比べても遜色のないそこそこ難解な文章である。池田晶子は中学入試でもよく出題されている。なお舟入は新聞記事から出題されることが多いので、それほど難解ではない。
 そこで「科学と文明、人類の進歩」または「社会生活、人間関係とアイデンティティ」にヤマを張り、それに類する評論文を国語の教科書から探し、それを読んで内容を理解し、自分の考えをまとめておくことである。
 また尾道北や誠之館といった資料型の出題が予想される高校は、人口ピラミット・食料自給率のデータも見て、その特徴を把握しておくとよいだろう。昨今、TPP(環太平洋連携協定)参加への賛否が新聞紙上を賑わせているので、その概要や日本の貿易や農業問題への影響について理解しておくとよいだろう。
 またこれを見た広島県以外の受験生も、この出題傾向は広島県に限ったことではないので、参考にしてほしい。
 いずれにしろ指導した生徒はみんなかわいくて、情が移るので、全員合格してほしいのだが、こればっかりは本人ががんばるしかないので、あとはただ祈るばかりである。

後日追記:本日(2月7日)、選抜(Ⅰ)の合否が発表された。残念ながら全員合格とはいかなかったが、偏差値63、公立のトップである基町に、2時間×6回、計12時間の直接指導をした生徒が合格した。文章力に自信がなく、書き出すまでにかなり考え込む癖のある生徒だったが、よくがんばる子で、時には涙を流しながらもしっかりついて来てくれたことが合格の理由かと思う。心より合格を祝福する。
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