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短編小説「相生橋」 原稿用紙換算25枚

2007年度中国短編文学賞3席入選作品です。

プロ作家3人の評価
 男性D.T氏(選評):今回の応募作には、時代を反映して、認知症や老人介護を描いたものが多かった。中でも、「相生橋」が一番素直に書かれていた。 亡父の働いていたビルに明かりがついている。「父さんご苦労さん」と息子が手を振る。あるいは、職場の隣だから義理でカープ球団を応援するのだ、と言いわけをする父など、妙にリアルである。 「会いにきて」と母親が記した名刺を見るシーンは、必要だったかどうか。娘の名を正確に記してあるだけの方が、衝撃的ではなかったか。
 女性M.M氏(座談会):一番書き慣れている感じがして、さくさく先が読める作品。ただ、最後に母の死までいってしまい、二十五枚の許容範囲を超えてしまった。もっと手前で余韻を残して終っても良かったのでは。それに娘の感情がよく書けてはいるけれど、ところどころ女性としてはムッとしたくなる表現がある。男の人が書いた小説だと分かってしまうのが残念です。
 男性F.K氏(手紙):素直に読めました。文章の流露感に、筆の才能を感じさせます。ただ短編作品としては、あまりに心が平明で、もう少し衝撃度が欲しいと思いました。女性の筆で書いてありますが、これは私小説の雰囲気を持っていて、いわばイッヒロマンのような自我との距離感を保っているのが面白い。しかしあなたは私小説が書ける人らしいので、自分の身辺を見つめ、その中から現代の不安に肉薄するような作品をモノにしたらいかがかなと、愚考いたしました。
 *注釈:イッヒロマン/作中の主人公が自らの体験または運命を物語る形式の小説。日本の私小説と異なり、専ら一人称形式の小説(広辞苑より)
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