RSS

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   

公立中高一貫校の「適性検査」について

 このブログ内の灘中学入試問題「国語」を解くという書き込みで、学力とは記憶/理解/考察/表現の四段階により構成されると持論を展開したが、これは筆記試験においては、暗記/読解/推理/記述と言い換えが可能かと考える。
 そこでさらに持論を述べるが、国私立中学入試では問われる学力は暗記と読解、公立中高一貫校の適性検査で問われる学力は推理と記述というように、まったく性質が異なると考えてよいのではないだろうか。詳しく説明すると、灘やラサール中学の国語問題では漢字や語句の知識を問う以外に、課題文も難解で、かつ設問もいやらしく、かなりの読解力を必要とする。これに対し、都立白鴎や富士の適性検査問題を解いたことがあるが、課題文はなく、設問もやさしい。しかし高得点を得るためには推理力や記述力が必要である。だから受験対策もまったく別の方法によるべきだと考える。適性検査では学力を問うてはならないと文部省令で定められているので、いずこも問題作製にはかなり苦労しているようだが、かなり学校が増えたので、その出題傾向はかなり定まってきた。
 この傾向を身近な県立広島中学で見てみると、適性検査は1と2に分かれ、時間配分はいずれも45分である。適性1が算数・理科、社会の総合問題。適性2が国語の学力を測るような問題である。昨年の適性1では計算を要する問題や、数学の組み合わせ・空間図形、理科の光の反射・化学反応、社会の輸送方法と二酸化炭素排出の関係を表とグラフから読み取る問題が出た。適性2ではボランティアや、アンケートに基づいてクラス会で発表するプレゼン能力を測る問題や、厳島神社の写真と平山郁夫の絵を比べて両方の作者の意図を問う記述問題が出た。字数制限は200字+150字+150字=500字程度である。
 ところで有名私立中学を合格した偏差値の高い小学生が、公立中高一貫校の適性検査は不合格だったという話をよく耳にするが、当然であろう。試験の性質がまったく異なるのだから。極言するが、適性検査で合格するためには、暗記と読解は必要ない。必要なのは推理と記述、やさしく言い換えれば、「考える力」と「書く力」である。「覚える力」と「分かる力」はさして必要としない。だから有名国私立中学の合格のためには、確かに塾に1~2年通う必要があると思うが、公立中高一貫校に合格するに半年の準備期間で間に合う。いまわが塾で県立広島中学を志望する小学生がいるが、今月の入塾である。受験日(正しくは受検日、適性検査は試験ではないから)まで半年しかないが、それでも間に合うと思っている。ただし、「二兎を追う者は一兎を得ず」「虻蜂取らず」にならないように、私立中学と公立中高一貫校に「二股」をかけず、適性検査一本に照準を定めて、訓練を重ねているからである。
 適性1に対しては百マス計算・パズル・計画表作製・理科実験の目的、表・グラフの解読を教え、適正2に対しては漢字・語句・音読・筆写・要約・作文・投稿を指導することで、必ずやよい結果が得られると信じている。
スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。