RSS

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
50:ご返事が遅れました by msk222 on 2009/06/29 at 21:15:43 (コメント編集)

僕も、詩もどき、川柳もどきを書いていますので、高遠さんの「現代詩は難解だとよく言われるが…」以降の言葉にとても共感できます。
ただ、川柳というひねくれ文芸をしていることもあって、純真・優しいという生まれそなわった素質だけでない、あのような詩の生まれてきた背景などを、推測して語ってみました。
金子みすゞファンは圧倒的に年配の女性で、若い人たちは必ずしも一直線に共感とはならない傾向にあります。
「暗い」とか「ウザイ」などという、悲しい反応もあります。
結局、金子テルの生きた時代の<女性の置かれた抑圧のようなものの無意識な理解があって、共感をつよくしているのではないか、というのは僕の感じ方です。
しかし、誰もが認めているように、金子みすゞの視点や感じ方のすばらしさについてはまったく異存がありません。
ただ、高遠さんの著書を読んで感想すべきなのに、ここでの一部だけで感想を語るのは(あえて使いますが)盲象」の類になると思って失礼した記憶があります。
無視したわけではありませんので、ご了解ください。
僕の興味のある内容があるブログですので、また時間のとれるときに、ゆっくりと拝見させていただきに参ります。

51:よかったら詩論もお読みください by 高遠信次 on 2009/06/30 at 00:06:35 (コメント編集)

 ようこそ。このブログに金子みすゞの詩論を載せていますので、よかったらそちらもお読みいただき、ご意見をたまわれば参考になります。
 それから拙著ですが、まだ大量に在庫を抱えていますので、読んでいただけるのなら贈呈します。郵送しますので、その際は「非公開コメント」をクリックして住所をお知らせください。

79:Re: 『詩論 金子みすゞ-その視点の謎』の在庫の有無 by 座談会で司会する高遠 on 2011/08/23 at 18:18:27

HK 様
『詩論 金子みすゞ-その視点の謎』の在庫はまだあるので、1部郵送いたします。代金は後払いで構いません。送料は当方にてサーピスします。  

▼このエントリーにコメントを残す

   

「詩論・金子みすゞ-その視点の謎」東京図書出版会(立ち読み)

詩論 金子みすず
はじめに
 金子みすゞの詩は一見きわめて平明である。 まず 「こだまでしょうか」 (全集Ⅰ・P237) と題された詩について考えてみよう。

「遊ぼう」っていうと/ 「遊ぼう」 っていう。
「馬鹿」 っていうと/ 「馬鹿」 っていう。

「もう遊ばない」 っていうと/ 「遊ばない」 っていう。
そうして、 あとで/ さみしくなって
「ごめんね、 っていうと/ 「ごめんね」 っていう。

 こだまでしょうか、/ いいえ、誰でも。

  この詩は何なのだろうか。 何ひとつ難しい言葉はない。 しかし一読後、 ううんと思わず稔ってしまう。 喧嘩しゃちゃいけない、 友達とは仲良くしようねって言っている詩のように一読すると思える。 だが詩を噛み締めてみるとそこをはるかに飛び越え、 人間と人間の良好な関係を維持するには、何が大切かを教えてくれる詩のようにも思えて来る。 不思議だ。 なぜこんな詩を金子みすゞという女性は書けたのだろうか。 こんな簡単な言葉だけを使って金子みすゞという詩人は、 なぜこんな深遠な詩が書けたんだろうか。
 もう一篇、 そのものずばり 「不思議」 (全集Ⅲ・P167) と題された詩を読んで頂きたい。

私は不思議でたまらない、/ 黒い雨からふる雨が、/ 銀にひかっていることが。
私は不思議でたまらない、/青い桑の葉たべている、/蚕が白くなることが。
私は不思議でたまらない、/たれもいじらぬ夕顔が、/ひとりでぱらりと開くのが。
私は不思議でたまらない、/誰にきいても笑ってて、/あたりまえだとということが。

 私はこの詩の最終連を真似、その下余白にこう書き込んだ。
「みすゞさん
私は不思議でたまらない/誰にきいても好きだという/詩ばかり書いた、あなたのことが」と。

 私は大学在学中に現代詩を書いていた。現代詩は難解だとよく言われるが、なぜ現代詩が難解かを私のわずかな創作の経験から言わせて頂ければ、難解に書かないと不安なのである。不条理を書くのが現代詩だと思っていたので、私は無理して無理して難しく書いていた。こんな簡単のは詩じゃない。こんなのは子供でも誰でも書けると評される事が怖くて。だから私は頭を捻り捻り、かつ辞書をめくりめくりして、当時は自分にも理解できない空疎な言葉の羅列ばかりを書いていた。
 しかし自分にも理解できず、感性だけで書き連ねたものが人に共感されるはずもなく、結局は詩作に空しさを覚え、詩人への道を断念した。その私の経験から言わせて頂ければ、金子みすゞの詩は純金である。メッキではない。詩人になれなかった私は、羨望と嫉妬を以て金子みすゞの詩作の謎に迫ってみたい。

 「ちょう」   ジュール・ルナール作
二つ折りの恋文が、花の番地を捜している。(岸田國士訳)

 恋文を届けたくて、みすゞ詩集の花の番地を捜して翔ぶちょうのように。

宣伝コピー:
 金子みすゞの詩を西條八十等々の詩と比較することでその神髄と人生に迫る。ただしみすゞを「みすゞさん」と呼ぶファンは、刺激が強過ぎるので購読を御遠慮ください。
 なおこの書籍は1999年に発売しましたが、在庫が少なく、アマゾンでは驚くことに1万円で販売しています。ご希望のかたは高遠まで連絡していただければ格安で提供します。

*『金子みすゞ-その視点の謎』高遠信次著 東京図書出版会 1999/11発行 定価2100円(税込)

 第1章 みずゞとみすゞの詩
 第2章 みすゞの視点
 第3章 童謡詩
 第4章 みすゞの家族
 第5章 再び、みすゞの視点
 第6章 私は誰?
 第7章 「私と小鳥と鈴と」は傑作?
 第8章 「夕顔」に見る詩の方向性
 第9章 進化するみすゞ
 第10章 みすゞの美学
 第11章 みすゞの思想
 最終章 金子みすゞを童心詩人と呼ぼう

スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
50:ご返事が遅れました by msk222 on 2009/06/29 at 21:15:43 (コメント編集)

僕も、詩もどき、川柳もどきを書いていますので、高遠さんの「現代詩は難解だとよく言われるが…」以降の言葉にとても共感できます。
ただ、川柳というひねくれ文芸をしていることもあって、純真・優しいという生まれそなわった素質だけでない、あのような詩の生まれてきた背景などを、推測して語ってみました。
金子みすゞファンは圧倒的に年配の女性で、若い人たちは必ずしも一直線に共感とはならない傾向にあります。
「暗い」とか「ウザイ」などという、悲しい反応もあります。
結局、金子テルの生きた時代の<女性の置かれた抑圧のようなものの無意識な理解があって、共感をつよくしているのではないか、というのは僕の感じ方です。
しかし、誰もが認めているように、金子みすゞの視点や感じ方のすばらしさについてはまったく異存がありません。
ただ、高遠さんの著書を読んで感想すべきなのに、ここでの一部だけで感想を語るのは(あえて使いますが)盲象」の類になると思って失礼した記憶があります。
無視したわけではありませんので、ご了解ください。
僕の興味のある内容があるブログですので、また時間のとれるときに、ゆっくりと拝見させていただきに参ります。

51:よかったら詩論もお読みください by 高遠信次 on 2009/06/30 at 00:06:35 (コメント編集)

 ようこそ。このブログに金子みすゞの詩論を載せていますので、よかったらそちらもお読みいただき、ご意見をたまわれば参考になります。
 それから拙著ですが、まだ大量に在庫を抱えていますので、読んでいただけるのなら贈呈します。郵送しますので、その際は「非公開コメント」をクリックして住所をお知らせください。

79:Re: 『詩論 金子みすゞ-その視点の謎』の在庫の有無 by 座談会で司会する高遠 on 2011/08/23 at 18:18:27

HK 様
『詩論 金子みすゞ-その視点の謎』の在庫はまだあるので、1部郵送いたします。代金は後払いで構いません。送料は当方にてサーピスします。  

▼このエントリーにコメントを残す

   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。