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5:No title by かおっぺ on 2009/04/12 at 00:48:23 (コメント編集)

この作品を病院内の書店で買って読みました。
なんか、本当に、ただの回顧録で、しかも生きた時代が全然違うわたしにとっては、おじいさんのぼやきに近いのですが、心を打たれるのはやはり、長年の夫婦の愛情を感じさせる作品だからなんだと思いました。
しかし、TAKATOOさんの書評は分かりやすくてとてもいいです。勉強になります。

そうそう、友人は昨日から新しい広島の球場に乗り込んで、熱く応援をしているようです。
カープファンは、暖かいというか、熱い人が多くていいですね。
いつか、観戦記がアップされるのを心待ちにしています。

では、お目汚し失礼いたしました。

6:書評 by 高遠 on 2009/04/12 at 11:27:45 (コメント編集)

 かおっぺさん、再訪を歓迎します。
書評ですが、そろそろ弾切れです。でもこれから、5つ☆評価の「悪人」と「星々の舟」をの載せる予定なので、ご期待ください。
 広島は新球場のニュースばかりです。もし、かおっぺさんが広島へ来られることがあれば、私がどこへでも案内します。

▼このエントリーにコメントを残す

   

「そうか、もう君はいないのか」城山三郎 ☆☆☆☆

 妻に先立たれた城山三郎が書きとめいた妻の回想録と、次女の手記より構成される。
 だからタイトルも城山三郎が決めたものではない。本文の「容子(妻の名前)がいなくなってしまった状態に、私はうまく慣れることができない。ふと、容子に話しかけようとして、われに返り、「そうか、もう君はいないのか」と、なおも容子に話しかけようとする」から取られている。いいタイトルを選んだものだと、感心する。
 城山はこれらの回想録を、アルファベットeの上に点々を付けるロシア文字(ヨウと発音するらしい)と書いた袋にまとめていたのだが、それを遺品を整理していた次女と編集部が発見し、公表したものである。だから城山に、これらの文章を公表する意思があったかどうかは不明だが、結婚前の妻を妖精と書くなど、妻へのベタ惚れぶりが綿々とつづられているだけに、公表する意思はなかったと見たほうが妥当だろう。しかしたとえ表に出す意思がなかったとしても、自らの思いを綿々と書き連ねずにはいられないのは、物書きの性かもしれない。誤解してほしくないのでさらに書くが、公表すべきではなかったと、言っているのではない。読むに値する文章は世に出るべきだと考える。
 しかし、この本の内容は、城山の回想録だからいいのであって、もしこの内容で小説「愛妻物語」を書いても、「時代錯誤」といったそしりは免れないかもしれないな、とも感じた。
 巻末の次女が寄せた手記の中に城山の臨終の場面があるが、城山の最期の言葉は「ママは?」だったそうである。七年前に先立たれた妻を想い続け、自らの死を前にしても、なおその存在を追い求めようとする城山の純情さに、眼が潤んでしまった。とともに、私の場合は臨終の際に別の女性の名前を呼んで、妻から酸素吸入のチューブをはずされないように注意しようと、心に誓った(冗談)。
 お勧め度は4である。若い読者や未婚の男女には共感しにくいかもしれないが、1時間で読める長さでもあり、離婚することバツ1と呼び、離婚への垣根が低くなった時代だからこそ、特に離婚を考えている夫婦に読んでほしい。そして熟年離婚をし、夫を捨てようとしている女性にも読んでほしい。城山が特別なのではない。城山の思いは日本中の夫の誰もが、多かれ少なかれ持っている心である。ただ、それを表現するのに、あまり不器用なだけだということに気づいてほしい。
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5:No title by かおっぺ on 2009/04/12 at 00:48:23 (コメント編集)

この作品を病院内の書店で買って読みました。
なんか、本当に、ただの回顧録で、しかも生きた時代が全然違うわたしにとっては、おじいさんのぼやきに近いのですが、心を打たれるのはやはり、長年の夫婦の愛情を感じさせる作品だからなんだと思いました。
しかし、TAKATOOさんの書評は分かりやすくてとてもいいです。勉強になります。

そうそう、友人は昨日から新しい広島の球場に乗り込んで、熱く応援をしているようです。
カープファンは、暖かいというか、熱い人が多くていいですね。
いつか、観戦記がアップされるのを心待ちにしています。

では、お目汚し失礼いたしました。

6:書評 by 高遠 on 2009/04/12 at 11:27:45 (コメント編集)

 かおっぺさん、再訪を歓迎します。
書評ですが、そろそろ弾切れです。でもこれから、5つ☆評価の「悪人」と「星々の舟」をの載せる予定なので、ご期待ください。
 広島は新球場のニュースばかりです。もし、かおっぺさんが広島へ来られることがあれば、私がどこへでも案内します。

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