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「選挙参謀」関口哲平 ☆☆☆☆

 私は選挙が大好きである。いつか小説でも書いてみたいと思っている。なぜ選挙が好きが、選挙は人間の欲望が浮き彫りになるからである。
 さて本書だが、タイトルに惹かれ、古本屋で購入した。まず著者の略歴から紹介する。
 1949年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。出光興産退社後、代議士秘書となる。寿司店、居酒屋、クッキー店など経営した後、アントニオ猪木、野末陳平、大前研一、舛添要一等の選挙プロデューサーを歴任。1997年からは、テレビ構成作家として、「街の灯り」「地球に好奇心」「モハメド・アリの真実を追う」「青木功・緒方拳、大地を闊歩」などを企画・構成。
 以上の略歴から選挙プロデューサー(悪くいえば当選請負人)が選挙戦について書いたものだとわかるが、この略歴を見て、私はあまり本書に期待しなかった。なぜなら「実体験」と「虚構である小説を書く」ことの間には才能という大きな壁があり、また逆に知りすぎているとかえって書けないこともあるだろうと思い、さして期待せずに読み進めたが、期待は大きく裏切られた。実に面白かった。著者はストーリーテラーとしての十分な才能を持っていると感じた。
 内容は、遊馬大介という当選請負人が地元市長戦の現職市長の陣営の参謀となって選挙を戦うが、相手は若手イケメンの市議会議員。女性票は期待できず、市議会陣営も半分ほどしか取り込めない。そんななか、遊馬は策略を練り、選挙では敗れるが、相手陣営が公職選挙法違反に連座することで失職するという奇策で勝利を収めるという話だが、ウラ話が満載である。また野末・大前・猪木・舛添などの実名の選挙戦も記載されてある。
 感心したのは、地元議員の抱きこみ・立会演説会・電話オペレーター・ウグイス嬢・両陣営の票読みなど、知っているようで実は詳しく知らない話が念入りに、またストーリーの中でうまく語られている点である。
 お勧め度は☆5つにしようかと思ったのだが、付き合っている銀座のママを使って相手陣営を嵌める手口が安直に思えたのと、女を使って何かをなそうという手口は私の性に合わないので、4にさせていただきたい。
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