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裁判員裁判が始まった

 東京地裁で全国初の一般市民参加による裁判が始まった。この裁判を終えて驚いたことが二点ある。一点はNHKが同時進行とタイトルを打って、ほぼ1~2時間ごとに冒頭でこの裁判の進行状況を伝えたことである。たしかに裁判員制度導入による初めての裁判だからニュース性は高いのだろうが、はたして1~2時間ごとにその進行状況を伝える必要があったのかと、大いに疑問に感じた。そしてもっと驚いたのは、裁判終了後に裁判員が記者会見を行い、顔が映し出されたことである。顔だけでなく、職業と年齢も公表されたから、氏名こそ公表されなかったものの、個人の特定は容易であろう。はたして裁判員が記者会見に応じる必要があったのか、さらに顔が公表される必要があったのかと、これまた疑問に感じた。
 裁判は検察の求刑16年に対して、判決は15年だった。被害者の長男・次男が証人として出廷し、死刑もしくは無期懲役を望むと陳述したのに対して、被告側は情状酌量を望む証人を立てられなかった。また検察は遺体の写真をモニターに映して裁判員の同情を買うなどの手法を用いたことを考えれば、この判決は検察の「圧勝」といっていいだろう。今後も、国家公務員の検察官VS自営業の弁護士という図式が継続され、ますます被告の有罪率が高くなり(現在は95%以上だそうだ)、検察の要望に近い量刑が下されると思われる。とすれば、この裁判員制度の導入は拙速ではなかったか、さらに今後も検証が必要であると思われる。それこそ、NHKらマスコミの仕事ではなかろうか。
 さらに今回の裁判のように被告が罪を認め、また物証も確かである事例ではなく、たとえば痴漢冤罪事件や、あるいは和歌山カレー裁判のような、被告が罪を認めず、しかも状況証拠のみで検察が死刑を求刑したような裁判は、一般市民から選出された裁判員がはたして「死刑」という判断を下せるのかと、大いに疑問に感じた。
 
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